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10年前の菅野よう子

  • 2009-08-07 (金) 0:52
  • Asides

ちょうど1か月前に超時空七夕ソニックに行っていたとは思えない。

そんな中で書類整理をしていたら1999年のキーボードマガジンが出てきた。特集が「日本のサウンドトラック・クリエイター」だった。久石譲、本間勇輔、S.E.N.S、配島邦明に並んで菅野よう子が出ていたもの。ちょうどビバップでゴールドディスクとった後ぐらいだったからだろうか。これを取っておいたということは、多分、この頃僕はこういう職種に憧れていたんだろうな、と。

菅野よう子

どのようにしてとか、彼女のバックグラウンドの部分に関してはユリイカのインタビューとか読んだ方が俄然わかるし、それが今だろう。この頃っていうのは、マクロス・プラスを終えて、カウボーイビバップも終わり、ターン・エーガンダムやってるころ?っぽい。

いわゆるストリングスの基本的な編成を知らず、ずっと聞いたまま6/4/3/3/2という編成で1年くらい書いていたという話など。

普段どんなふうに作曲、アレンジを行っているか、というと。

「基本的には全部頭の中で、あとは譜面にドカっと書いて、実際に演奏してみるまで分からないっていうスタイルです(笑)。デモをどうしても聴かせてくれって言われたときに、一応キーボードで作ったりすることもあるので、機材も用意してありますが」

「全部手弾きで打ち込むんです。ドラムも普通は、ループとか使うじゃないですか。でも、最初から最後まで手で“チチタタ、チチタタ”って、ひたすら弾く(笑)。そうやって作った曲が、CMでもそのまま流れていますよ。以前はDATにステレオで落としていたんですが、最近TASCAM DA-88を使い始めたので、音はDA-88にすべて録音しています」

デモ作りのシステムは、KORG T1、Trinity plusがメインで、MARK OF THE UNICORN Performerをレコーダー代わりにしている、と。

ビバップの音楽について。

「ほかを知らないので何ともいえないんですが、ジャズというのが新鮮だったのかもしれないですね。ジャズって、どうしてもマイナーなイメージを持たれがちなので、私も最初非常に迷ったんですが、監督から最初にジャズがやりたいなあって言われたんですよ。そのときは、ジャズだったらほかの人がいっぱいいるのになぁって思っていたんですが(笑)」

「でも、こういうのって、私はすっごく古いと思っていたんです(笑)。でも、サウンドは確かに今の音になっていますよね」

渡辺監督、富野監督は、彼女が言うことを聞かないって知っているからあまりいろんな注文を付けない。そういった話の終わりには、ずっとCM音楽を作り続けてた人の言葉な気がした。CMの短い時間のなかでの音楽で、クライアントから子どもまでを納得させる音楽を作ってきた人という感じ。

はやっていようがいまいが、「いい」って言われないとダメなんですよ

締めの質問が、今後手がけたいジャンルのサントラは?

「動物ものですね。ムツゴロウさんとか、NHKの動物紀行とか。そういう番組がすごく好きで、ずーっと言っているんですが、なかなか仕事の話が来ないんです(笑)。そういえば、この前六本木を歩いていたら、向こうからムツゴロウさんが歩いて来たんですよ。「すごく好きなんです」って言いたかったんですけど、めちゃくちゃ緊張して声なんてかけられなかった(笑)。とにかく、動物ものはぜひいつかやってみたいんです。あまりにも好きなので、動物の精神性がどうとか、そういうことまで考えて曲を作りそうなのが心配なんですけど(笑)」

大好きなムツゴロウさんに声をかけられなかった菅野よう子はとっても素敵だ。

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